「コア+パス」デザイン手法についてのメモ

デザイニング・ウェブナビゲーションインフォメーションアーキテクトの浅野です。
弊社サイトのお知らせでお伝えいたしましたが、私が監訳のお手伝いをさせていただいた書籍『デザイニング・ウェブナビゲーション』が、先日発売されました。
多くの方に高い評価をいただき、関係者の一人としてとても嬉しく思っております。
ところで、UX関連書籍の専門パブリッシャーであるRosenfeld Mediaが、この本の著者であるジェームズ・カールバックのオンラインセミナーを実施するとのことで、それに先立つインタビュー記事がアップされていました。


これがなかなか読み応えのあるインタビューで、書籍のエッセンスをジム自身が紹介しているのはもちろんのこと、今後のウェブナビゲーションデザインで課題となるであろうセマンティックコンテンツのナビゲーションなどについて語られています。
ちょっと長めの記事ですが、読んでみて損はありません。
また、ジムがお気に入りだという「コア+パス」デザイン手法なるものについても言及されていました。
ノルウェーのAre HallandというIAが提示したというこのメソッドについては初耳でしたので調べたところ、2007年のIA Summitでの発表に使われたスライドがありました。
そのエッセンスだけ、以下に日本語でメモしておきたいと思います。

「コア+パス」デザイン手法

プロセスはごくシンプルで、以下の3つのステップから成ります。

  • 「コア」の優先度を決定しデザインする
    (優先度を付けたコンテンツや機能を通じてユーザーゴールを満たす)
  • コアへ集まる「内向きパス」をデザインする
    (SEO、ファセットブラウズ、メニュー、検索、RSS、ニュースレターなどあらゆる手段や経路)
  • コアから展開すべき「外向きパス」を提示する
    (ユーザー/ビジネス/ソーシャルのそれぞれのニーズを満たす行動喚起)

肝心なのは、「とにかくコアから始めよ」ということ。
まずコアとなるコンテンツやサービスを正確に見極め、それに向かうパス、そこから広がるパスをデザインしていくことで、“決して本質からブレないデザイン”ができる、という考え方ですね。
ジムいわく、そんなの当たり前な単純すぎる話に聞こえるかもしれないけど、当たり前のことをちゃんとわきまえるのが大事だよ、とのこと。
確かに、その通りです。
この「コア+パス」デザイン手法にしても、具体的にどんな形で自分の業務に取り込めるか、ぜひ考えてみたいと思っています。

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